ヴィンテージリーバイス、フォースモデルBig-E赤タブ付きのジャケットです。パッチはロット番号とサイズ未表記と思われ、ロット番号は不明ですが、各部の実寸サイズから71205と判定しています。71205は70505の着丈と袖丈が長いバージョンです。推定年代は1960年代の後半です。
今まで取り扱ってきた71205の中でも、本品は袖が特に長い方です。一方、着丈は2cm程度長い位程度です。
少し細め目のサイズ42と思われます。
シルエット的には細くシャープで長めの着丈で、現代的なシルエットをしています。日本人は欧米人と比べると細い(胸囲が小さい)ので71205の方が体系的にはあっていると思います。(手の長さにもよりますが、シルエット的には71205は、日本人に合っていると思います。)
71205 Big-Eは70505と比べ数が圧倒的に少なく、とても希少な製品です。
パッチの下に洗濯取り扱い説明タグが付いていないため、1967年の品番変更後から70年代の初め頃まで製品と思われます。ボタン裏の刻印は525です。タブはBig-E、不均等Vです。
この年代の70505/71205の使用生地は明確な縦落ちをする傾向があり、色落ちの良さで定評があります。本品はとても雰囲気のある良い色味の濃紺ですが、ヴィンテージ特有の色落ちをしそうな雰囲気が既にあります。
全体的に濃紺ですが、襟の部分の折り目が他の箇所に比べて色落ちが進行しています。また、部分的にかなり明確な擦れがあります。全体的な着用感はほとんど感じられないにもかかわらず、このような擦れのダメージがあるのは、かなりハードな作業をするのに使用したのではないかと想像しています。
コンディション上、特筆すべき事項について、説明します。写真を合わせてご参照ください。
全体的な生地の色はかなり濃いです。生地の状態も良好で使用感はあまり感じられません。ウエストバンド裏のステッチはほぼ全て残っています。袖先裏のチェーンステッチも同様です。これらの箇所は着用感の目安となります。つまり、これらの箇所の状態から見ても、着用感はほとんど感じられません。
一方で、いくつか目に付く擦れが散見されます。特に顕著なのが、前立て部の一番下のボタンと下からの2番目の間付近にかなり強い擦れによって生地の表面がダメージを受けたと思われる擦れがあります。ボタンを留めた場合、隠れる場所です。該当箇所の写真を添付しておりますので、ご参照ください。
また右の袖から10cm程度のところに数カ所小穴があり、その付近も少し擦れが見られます。該当箇所のそばに巻尺を置いてある写真がございます。
折りたたみによってできたと思われるシワが色落ちして、背中の中央やや上に横に一直線状に見られます。この折りたたみによる線は、内側から見ると目立ちます。着用した場合は、それほど目立たないと思います。
襟の部分も折り皺による線部が少し顕著に色落ちしているのが後ろから見ると分かります。
コンディションから、おそらくハードな作業を数回行った際に、未洗いの状態で着用し、使用後、そのままたたんで保管されていたのではないかと想像しています。
部分的にスレはありますが、全体的には着用感は少なく良好なコンディションと言えると思います。コンディションなどで気になるところがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ヴィンテージでありながら71205特有の細めで洗練されたシルエットはとても魅力的であると思います。体格がある程度しっかりした方が着用されると、シルエットの良さが引き立つと思います。
表記サイズ:不明
注)上記実寸は平置きで測定した物です。測定の仕方等で誤差が生じる場合がございます。
価格は送料込みのお値段になります。
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