O様からのメール:
1987年秋冬物、前回(vol.3)に比べ大幅8ページ増の40pのカタログになっております。
当たり前の話ですが半年ごとのカタログなので見比べて劇的な変化などあろうはずがありません。間違い探し的に微妙な変化を見つけるしかないですね。が、確実に商品数は増えてます。(当時は待ちかねたカタログですから新商品は瞬時に見つけていたでしょうが(笑))
私しつこいですが、『70505』がこれでもかと毎回載っているので、どうして買わなかったのだろうと見るたびに思ってしまいます(苦笑)。
もしかしたら「ハンドウォーマーポケットがないから不便だな」と思ったのかもしれません(Leeはポケット付しかありませんでした)。
詳細な分析は丸投げするとして(笑)私の印象を……
紙パッチの説明は相変わらずですね。ユーザーへの啓蒙の意味を込めているのかこのコーナーは続きますね。
ど真ん中の見開きページ『リーバイスがあればいい』の写真がいいですねー。
紙パッチそのままの景色が堪能できます。ポスターにして飾っておきたいくらいです。米リーバイス社提供の宣伝材料用の写真でしょうか。とにかく秀逸です。
目を引くのはコラム的なページでしょうか『ジーンズがファッションになった日』。そして最後の方の外国の街角スナップ。ジーンズそのものだけではなくリーバイスの歴史・最先端の着こなし方などを紹介して、我々無垢な若者を洗脳しようとしております(笑)。
それにしても驚いたがこのスナップ写真。ジーンズって凄いなと思うのは変わらないってことですね。この写真もつい昨日撮ったようではありませんか(ネットでたくさん見ますよ、こんな写真)。いつの時代にもジーンズがあるっていいですね。
あっ、今気が付きました。この『変わらない』って思わせているのが501の役目なんですね。王道の501はかたくなに生産し続け、その他にファッション性・流行性を意識した製品も合わせて製造する。奇抜なデザインの物は後年嘲笑の的になるかもしれませんが501は変わらない。だからいつの時代の写真を見てもジーンズは同じに見える。
リーバイスブック Vol. 4
- ロングホーンインポート
- 記事: 89
- 登録日時: 2017年7月25日(火) 5:29 am
- Has thanked: 3 time
Re: リーバイスブック Vol. 4
O様への返信のメールが見当たりません。以下に返答、コメントを付記します。
90年代後半頃からタックアウトが急速に普及しました。それから約20年経過し、再び、タックインも(時折)見られるようになってきました。
後の年代になって見た時に、その当時、大流行していたファッションスタイルがその時点での感覚と大きく異なっている場合があります。70年代は代表的な例ですが、2000年代以降に流行した極端に浅い股上と穿き方のスタイルも、後で振り返ると違和感を覚えるかもしれません。
その時代によって、501に対する印象・存在感も異なりますが、後の時代で見ても違和感がない、自然な感じで吹け入れられる普遍的なところが501の持ち味だと考えます。
Vol. 4の紹介記事を私のリーバイスに投稿しました。
おっしゃる通りだと思います。着こなしやシルエットなどは、流行もありますが、時代を超えた普遍的なところもあります。現時点でこれらのスナップ写真を見ると、タックインして穿いている人が多いのが良く分かります。80年代以前は、シャツの裾はボトムスの中に入れる着こなし(タックイン)が一般的でした。Tシャツやポロシャツもタックインするのが普通でした。それにしても驚いたがこのスナップ写真。ジーンズって凄いなと思うのは変わらないってことですね。この写真もつい昨日撮ったようではありませんか(ネットでたくさん見ますよ、こんな写真)。いつの時代にもジーンズがあるっていいですね。
90年代後半頃からタックアウトが急速に普及しました。それから約20年経過し、再び、タックインも(時折)見られるようになってきました。
このお話・コメントは、501の本質的な魅力を捉えていらっしゃると思います。ジーンズにも流行があります。70年代はベルボトムや化繊混紡の生地が流行しました。80年代は501やデザイナージーンズが流行しました。90年代はヴィンテージブームからレプリカブランドブームなどが起こり、その後、ルーズに穿く穿き方が流行しました。2000年代は極端に股上が浅いシルエットが大流行しました。あっ、今気が付きました。この『変わらない』って思わせているのが501の役目なんですね。王道の501はかたくなに生産し続け、その他にファッション性・流行性を意識した製品も合わせて製造する。奇抜なデザインの物は後年嘲笑の的になるかもしれませんが501は変わらない。だからいつの時代の写真を見てもジーンズは同じに見える。
後の年代になって見た時に、その当時、大流行していたファッションスタイルがその時点での感覚と大きく異なっている場合があります。70年代は代表的な例ですが、2000年代以降に流行した極端に浅い股上と穿き方のスタイルも、後で振り返ると違和感を覚えるかもしれません。
その時代によって、501に対する印象・存在感も異なりますが、後の時代で見ても違和感がない、自然な感じで吹け入れられる普遍的なところが501の持ち味だと考えます。
Vol. 4の紹介記事を私のリーバイスに投稿しました。