Vol.01についての追記です。
私、改めてこのカタログを眺めてみて、注目すべきは502ではないかと思いました。このジーンズは後に私も買いましたが、当時の私の認識では「かくしリベット?」「Eが大文字?」何のこっちゃ?だったと思います。
リーバイスジャパンも文章での説明だけで、写真を使ってかくしリベットアピールすることもなく、セルビッジもあるはずですがそれについては一切触れていません。メーカーもユーザーもまだ古いリーバイスについての情報が希薄だったのではないでしょうか。森田様がこのカタログ群をご覧になったら「ツッコミどころ」満載なのでしょうが、この商品は当時のリーバイスジャパンの精一杯のオールドリーバイスへのオマージュだったのではないかなと思います。
この時のリーバイスジャパンの『502』が現在のLVCへとつながる最初の萌芽だったのでは?と私は考えております。
残念ながら私はヴィンテージブームの起承転結的な流れは把握しておりませんが、リーバイスブックを年代順に見ていくとこのブームを意識したリーバイスジャパンの対応が見えてくるのではないでしょうか。
後にファション誌などでヴィンテージジーンズの特集が組まれるようになると、さすがに私も興味を持って読んでいました。が、販売価格を見て驚嘆し雑誌の写真を眺めるだけで満足することにしました(笑)。
リーバイスブック Vol.1
- ロングホーンインポート
- 記事: 89
- 登録日時: 2017年7月25日(火) 5:29 am
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Re: リーバイスブック Vol.1
Vol. 01についての追記、本当にありがとうございます。
個人的な意見としては、メーカーが過去の製品を忠実に再現するというのは、基本的にメーカーが行うべきことではないというのが一般的な概念としてあると認識しています。自動車メーカーが最たる例です。自動車は、メカも大きく進歩しているということもあり、再現することは現実的でないとも言えますが、仮に過去の名車を再現しようとしても、似て非なるものにしかなりません。再現をしようとはしません。
衣類は自動車に比べれば、シンプルですが、製造過程、工法は異なります。昔と同じ織り機を使っても、できるものは別物です。
ワークブーツで有名なレッドウィングは、日本でもファッション用途で人気が高いです。レッドウィング・ジャパンは、日本市場向けに過去の製品をベース(デザインコンセプト)にしたモデルを日本市場向けに開発、販売して大好評です。それらのモデルは復刻ではなく、過去のモデルの一部のデザインの特徴などを模倣した専門設計です。お書き下さった「502」の様な、LVC前の80年代後半から90年代前半のジャパン企画のモデルと基本的に同じアプローチです。
リーバイスは再現性が良くないと酷評するレプリカ愛好家の方でも、大喜びでレッドウィング・ジャパン企画のちょっと懐古主義ぎみの独自デザインのブーツを絶賛しているところが面白い現象だと思ったりしています。今はユーザーの世代も変わり、再現性をそれほど重視しなくなってきているように思います。
そうですよね。ブログに書いた様にも思っておりますが、実は私は「赤耳」すら何のことだか知りませんでした。(笑)90年代、ヴィンテージが大ブームとなり、レプリカブランドも登場した後は、ディテールなどを忠実に再現すると言うことに重点がおかれ、ユーザーも忠実な再現を重視する人が多かったように認識しています。ネットなどでも、その様な意見を多く見た記憶があります。(それ程、良く見ているわけではありませんが、その様な印象を持っています。)当時の私の認識では「かくしリベット?」「Eが大文字?」何のこっちゃ?だったと思います。
個人的な意見としては、メーカーが過去の製品を忠実に再現するというのは、基本的にメーカーが行うべきことではないというのが一般的な概念としてあると認識しています。自動車メーカーが最たる例です。自動車は、メカも大きく進歩しているということもあり、再現することは現実的でないとも言えますが、仮に過去の名車を再現しようとしても、似て非なるものにしかなりません。再現をしようとはしません。
衣類は自動車に比べれば、シンプルですが、製造過程、工法は異なります。昔と同じ織り機を使っても、できるものは別物です。
ワークブーツで有名なレッドウィングは、日本でもファッション用途で人気が高いです。レッドウィング・ジャパンは、日本市場向けに過去の製品をベース(デザインコンセプト)にしたモデルを日本市場向けに開発、販売して大好評です。それらのモデルは復刻ではなく、過去のモデルの一部のデザインの特徴などを模倣した専門設計です。お書き下さった「502」の様な、LVC前の80年代後半から90年代前半のジャパン企画のモデルと基本的に同じアプローチです。
リーバイスは再現性が良くないと酷評するレプリカ愛好家の方でも、大喜びでレッドウィング・ジャパン企画のちょっと懐古主義ぎみの独自デザインのブーツを絶賛しているところが面白い現象だと思ったりしています。今はユーザーの世代も変わり、再現性をそれほど重視しなくなってきているように思います。
おっしゃる通りだと思います。リーバイスブックは、本当に貴重な資料だと思います。残念ながら私はヴィンテージブームの起承転結的な流れは把握しておりませんが、リーバイスブックを年代順に見ていくとこのブームを意識したリーバイスジャパンの対応が見えてくるのではないでしょうか。
最後に編集したユーザー ロングホーンインポート on 2017年7月25日(火) 12:27 pm [ 編集 1 回目 ]
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