在庫の1984年製 リーバイス 501 シュリンクトゥフィットを紹介します。フラッシャー付きのデッドストックです。
パッチ
表記サイズは、ウエスト27インチ、レングス27インチです。ロット番号は、小さい字体の501、その上に”CARE INSTRUCTION INSIDE GARMENT”の表記があります。この形式は、1970年から1986年初め頃までに製造された501のパッチ表記形式の特徴です。
赤色のマジックが入っています。時折、パッチに鉛筆やマジックなどが入れられているものがあります。
フラッシャー
フラッシャーは、コピーライト1982年の表示です。 1960年代後半から1985年ごろまでの501のフラッシャーには、501のろっと番号の表示はなく、代わりにLevi’sと表示されているのが特徴です。
501は1980年代までは、ロット番号ではなく単に「リーバイス」と呼ばれていました。1986年ごろからフラッシャーは、Levi’sの部分が501と表示されるようになります。このフラッシャーは、古い年代の名残を残す最終期のものです。
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内側の取扱説明タグ
左の脇内側に取付けられる取扱説明タグは、小さめのサイズで縮みの目安が約10%と表示されています。このタグの表示と大きさは、1970年代後半の通称66後期から1980年代中頃までの501STFに取付けられているタグの特徴です。
取扱説明タグの裏側です。1984年4月製であることが分かります。製造工場番号は653です。トップボタン裏の刻印も同様に653が入ります。
前部全体写真
前部の全体写真です。本品は折り目部分などに部分的に退色がある箇所があります。前部に関しては特に気になるレベルではないと思います。
後部全体写真
後ろの全体写真です。右膝の裏側付近に部分的に退色があります。
退色している箇所の拡大写真です。
インシーム・シングルステッチ、裾裏チェーンステッチ
1980年代前半からインシームダブルや裾裏のステッチがシングルの仕様で製造された501が混在するようになります。本品は、古い年代の501の仕様であるインシームシングルステッチ、裾裏チェーンステッチです。脇割りのステッチは白です。古い年代のステッチディテールを備えている最終期の製品と思われます。(希少性が高いです。)
1980年ごろから501のインシームが二本の並行のステッチを採用する仕様の製品が加わりました。ロット番号は同じ501でもステッチの仕様が若干異なるものが混在する状態となりました。通称クロカンと呼ばれるモデルを除くと、80年代前半の501では、インシームがダブルステッチのものが多いです。本品は、古い年代の501の特徴であるインシームがシングルステッチです。
裾裏のステッチも古い年代の501で見られるチェーンステッチです。(80年代の501は、インシームがダブルステッチで、裾裏はチェーンステッチのものも比較的良くあります。)
サイズ
ウエストは、実寸で約70cmです。(平置きでウエスト幅を測定し、倍にした値)
ヒップは約86cmです。(両サイドトップから18cm下の幅を2倍した値)
インシームのレングス(股下)は、約79cmです。
一部退色はありますが、生地はしっかりしています。80年代の501特有の生地の色味、風合い、厚みをしています。部分的に退職している箇所はありますが、未使用のデッドストックで、古い年代のディテールを備えている希少な品です。
サイズが合えば、とてもお勧めの品です。
本品は販売済みとなりました。
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