Webストアに追加予定のデッドストックLee 200を紹介します。今回紹介する3本は、フラッシャーがそれまで長年使用されてきたカウボーイのイラストからシンプルなものに変更になった初期の頃のものです。年代は1970年代の後半から80年代の前半と推定しています。
70年代前半のデッドストック Lee 200は、近い年代であっても細かな仕様が色々異なっておりましたが、今回の3本も少し異なるところがあります。異なる点等を中心に紹介していきます。
2本はかなり濃い色、一本は少し明るいブルーです。濃い2本はパッチの上に品番表記タグが付いており、明るいブルーは、パッチの下に付いています。
パッチは”Lee”のロゴにM.R.と®が付きます。その上に品番表記タグが付いています。タグには、サイズ表記、”FULL CUT”, “STRAIGHT LEG”, “100% COTTON”, “200-0041 MADE In U.S.A.”の記載があります。もう一本の濃い色のLee 200はサイズ31W-33Lでそれ以外の表記は同じです。
こちらは明るめの色の一本のタグの拡大写真です。サイズは31 x 34、”FUULL CUT”, “STRAIGHT LEG”, “100% COTTON”, “200-0041 MADE In U.S.A.”の表記内容は同じです。タグの取り付け位置がパッチの下。素材が異なります。
濃い色の2本のリベットは、写真の様に”LEE”と全て大文字で刻印が入れられています。このリベットは、70年代前半のLee 200と同じタイプです。
この写真で生地の織りが左上から右下に斜めに入っているのが分かります。左綾のデニムです。Leeの左綾デニムは明確な縦落ちをすることで定評があります。
こちらは明るい色のLee 200のリベットです。刻印が”Lee”とeが小文字になっています。
本ジーンズのデニムは右綾です。
ジッパーは3本ともTALON 42です。
内側のジッパー脇に取り扱い説明のタグがあります。ここにもサイズが表示されています。RN34783はH.D. Leeの登録番号です。FTCに今も登録が残っていました。ちょっと嬉しいです。
上記タグの裏側にユニオンチケットが印刷されています。品番200-0041の表記もあります。
サイズ31×34(明るい色)のボタン裏です。”O”の様な刻印が入れられています。それ以外の2本は刻印無しです。
上から順にサイズ表記(ウエスト x レングス 単位はインチ)、30 x 32, 31 x 33, 31 x 34です。
Lee 200のインシーム(内側の縫い合わせ部)は2本のステッチが平行に入るダブルステッチです。ダブルステッチの2本の内、写真で向かって上側の糸は暗色を使用しているのが特徴です。そのため、一見するとシングルステッチに見えます。
80年代以降のリーバイス米国製501脇割りもインシーム・ダブルステッチ、片方のステッチの色は暗色です。Lee 200の影響を受けていると思います。
この様に並べてみると、暗色のステッチでも色味がそれぞれ異なる事です。写真の上と下はかなり暗く、一見するとシングルステッチに見えます。
今回の3本のLee 200の実寸サイズと特徴をまとめてみました。 これらは洗いがかかっているため実寸は小さめです。また、測定は軽く伸ばした程度なので、少し小さめになっていると思います。
断言はできませんが、穿きだすと少し大きくなると思います。
以下、上の写真に加え、追加した写真をギャラリーとしてまとめて添付します。写真をクリックすると、矢印キー、または、携帯端末の場合は、スワイプする事で次の写真を見れます。是非、ご覧になってみて下さい。
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