1980年代のレッドウィング ペコス 1155を紹介します。
本品は、店頭展示用として飾られて、保管されていたものです。箱は残っていませんが、使用感、着用感は、感じられない未使用、デッドストック相当のコンディションです。
1155は、1177と並んで、1980年代のペコスファミリーの2大看板となる主力モデルでした。下は、1980年代のレッドウィング製品カタログの中にあるペコスファミリーの一部です。
1155の提供されるサイズの豊富さから、1155が当時の主力製品モデルであったことが伺われます。
1155と1177は、共にフルグレインオイルタンド・レザーを使用しています。両者の違いは、ソールとヒールの形状です。
1155は、レッドウィング純正のケミガム・コルクソール、1177は純正のニットコルクソールです。ケミガムの方が化学薬品や摩耗性に優れているため採用しているモデルが多いです。
1177は、ヒールの形状のかかとの部分が下に垂直なカットに対して、1155は少し斜め前にカットされる特有の形状をしています。ヒールの高さは、1155が1177より若干高いです。
ソールのパターンは、レッドウィングの羽のマークがちりばめられています。ヒールの前の土踏まず付近にレッドウィングのロゴが入ります。その下に”OIL PROOF”と表記されています。
現行ペコスは、サイドプルストラップのレザー部に、PECOSの文字が入りますが、80年代のペコスはPECOSの文字表記はなくプレーンです。
ロゴは、年代によって異なります。このロゴは70年代の後半から80年代にかけて使用されたタグです。オールド以前のレッドウィングのタグは、基本的に右足部のみに取り付けられています。
シャフト上部の背中に、RED WINGの刻印、その上にサイズと製造年月の刻印が入ります。
サイズ6D。 1986年5月製です。
革の質感、色味、風合いについて
デニムと同様にレザーも、年代によって、質感、色味、風合いが異なります。レザーの場合、80年代頃の製品は、ヴィンテージ感が強く感じられます。写真では伝えられない、独特のオーラ、魅力的な色をしています。
革の風合いも滑らかで、しなやかです。
革の表面に細かい傷、多少のムラがありますが、程度は軽微です。一般的には、非常に良いコンディションで、特に難はないと言えると思います。(考え方、感じ方は人それぞれです。)
細かいコンディション等については、添付写真をご参照ください。また、ご質問、気になる点、追加写真をご希望される場合は、お気軽にご連絡ください。
個人的な味方なのですが、ヴィンテージレッドウィングとヴィンテージリーバイスの魅力には、相関するものがあります。
80年代のレッドウィングの製品は、60年代のリーバイスの製品に相当すると考えています。
ヴィンテージにご興味のある方、是非、以下の記事をご覧ください。
ヴィンテージリーバイスとレッドウィングの魅力と特徴の相当関係 / Red Wing Life
80年代のレッドウィングのデッドストック(含む相当品)は、本当に希少性が高いです。
2000年代以降、古い年代のレッドウィングへの興味、魅力が認知され、現在、デッドストックを入手することは、本当に困難になってきています。
ヴィンテージリーバイス程、認知はされていませんが、ヴィンテージレッドウィングは、本当に魅力があります。
本品は、貴重な未使用、デッドストック相当の品です。自信を持ってお勧めできる品と思っております。
本品は販売済みとなりました。
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