ロングホーンインポート

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ヴィンテージ・レッドウイング 紺タグのディテール、特徴とモデル・年代の考察

モデルについての考察

トラクショントレッドソールが登場したのは、1960年との説明がレッドウイングのアイリッシュセッターのカタログに掲載されていました。以下は該当箇所の画像です。1960 Traction Tred intro ad

1960年:元来、ハンター向けに作られた877は、アメリカの作業現場で人気となりました。トラクショントレッド・ソールは、アメリカの高層ビル建設現場の鉄骨の上で作業する労働者たちから人気を得ました。

登場年は明記されていませんが、話の流れから、1960年か少し前にトラクショントレッドが登場したことを示しています。

クレープソールが使用され始めたのは、1950年ごろからです。1950年代のクレープソールは、パターンが異なります。

1959年のレッドウイングのカタログにも、トラクショントレッドの記載があるため、現時点では、トラクショントレッドの登場年は1959年ごろと推定しています。

上の写真で注目して頂きたいのは、”MEN IN ACTION”のタイトルがある広告の中のブーツです。シャフト部の型が、本品と似た形状をしています。

右の”THE BOOT WITH A DOUBLE LIFE!”の広告の877とは、型が異なります。

本品のディテールに近いものを1959年のカタログで探したところ、アイリッシュセッターのラインにある855がありました。 855 LI855は、オロラセットを使用しています。ウェッジではないトラクショントレッド・ソールです。特徴あるカウンターの型、トリプルステッチによる取り付けも合致しています。

プルストラップも付いていないのも共通です。 上記855と冒頭で紹介した紺タグのレッドウイングで合致しない点は、アイレットの数が855は11、紺タグは12であることです。

続く: 下の④を押して、続きをご覧ください。

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