ロングホーンインポート

厳選したヴィンテージとUSライン定番ジーンズの販売、ヴィンテージに関する情報等を発信しています

希少 71205 Big-E サイズ36

新しく入荷した71205 Big-E サイズ36を紹介します。71205は70505のロングバージョンです。71205は非常に数が少なく、ほとんど市場に出回っていません。さらに本品はサイズ36です。このサイズのものは本当に希少です。

それでは写真とあわせて紹介します。写真はクリックすると拡大されます。

01

これまで私が見てきた71205はサイズ40が中心で、着丈は70505に比べて2cm程度長い程度でした、本ジャケットは着丈と袖丈がサイズ36としてはかなり長くなっています。

71205はフロントポケット部からのステッチのVラインが裾部において557の様に閉じているものが多く見られるのが外観上の特徴の一つです。

本ジャケットは、着用感はあまりなく色もかなり濃紺です。色味比較参考写真を下に掲載しておりますので、そちらもご参照下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

03

室内でフラッシュを使用せずに撮影した写真です。実際に見た色味に近いのはフラッシュを使用した写真ですが、フラッシュ不使用の写真は色落ちの様子や感じをつかむのには参考になります。

 

 

 

 

 

 

 

557s 70505s 501s 02中段右端が本ジャケットです。

上段左から、557XXギャラ入り557XX557

中段左から、70505 Big-E70505 Big-E 極東工場製、71205 Big-E。

下段左から、66前期、66前期(刻印2)66EBig-E 平行ステッチ 3本(中央はワンウォッシュ)、Big-E Vステッチ、Big-E Vステッチ(ずれカン、刻印K)、501XX (ギャラなし、隠しリベット)

 

 

04

襟部のコンディションも良好です。ここからもあまり使用感がないことが分かります。色味は濃いものの色落ちが始まりつつあります。

 

 

 

 

 

 

07

パッチは少しクラックがありますが、ほぼ全て残っています。マジックで名前が書き込まれています。

パッチ下にCare Instructionのタグが付いていないため、1967年から1969年頃の間の製品と思われます。

LOT番号とサイズは明確に読み取れます。71205の品番が読み取れるパッチ付きの状態で残っているものは数が非常に限られています。

 

 

05

ポケット部周辺の拡大写真です。生地の状態を把握するのにご参考になるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

06

タブはBig-Eの不均等Vです。タブのコンディションも良好です。

 

 

 

 

 

 

08

Vラインが閉じている事、70505と比べ着丈が長い事がこの写真からも分かるかと思います。

 

 

 

 

 

 

12

ジャケットの内側も奇麗です。ウエストバンドの一番下(裾下)のチェーンステッチもほぼ全て残っています。この箇所のステッチの残存状態は着用感の参考になります。

 

 

 

 

 

 

13

ボタン裏刻印は3桁で最初と最後は5です。2桁目が読み取りづらいのですが恐らく2だと思います。刻印は525と思われます。

 

 

 

 

 

 

 

09

袖先裏のチェーンステッチもほとんど残っています。生地の状態、色味、着用感の少なさ、全体的なステッチの状態等、とても良好なのですが、両袖のカフス部の取り付けの内側のチェーンステッチが5cm弱程度消失しています。

 

 

 

 

 

 

10

表側から見るとステッチは残っていますが、内側のステッチが消失しているためカフス部の一部が浮いている様な状態です。内側から仮止め、または、補強すれば問題ありませんが、対応が必要と思われる箇所です。

また両袖のカフス部付近に小穴があります。写真の中で白っぽくなっているところがそうです。

 

 

 

14

両腕の袖下のステッチや生地の状態は良好です。濃紺ながら縦落ちの傾向が既に見られます。

右袖の肘付近に縦に生地がつっている様な箇所があります。60年代以前のヴィンテージデニムでは比較的良く見られます。

 

 

 

 

15

上記生地のつっている部分の拡大写真です。それ程ひどくなく目立ちませんが、ご参考までにお知らせします。

 

 

 

 

 

 

 

11

後ろからの全体写真です。生地の色味、雰囲気がある程度掴めるかと思います。

本ジャケットはいわゆる当たりデニムと思われます。とても良い色をしており、色落ちもまさにこれから本格的に始まるところだと思います。

 

 

 

 

 

 

以下、本ジャケットの実寸です。

肩幅: 86cm  (43cm x 2: 後ろ側の両肩部を直線で計った距離の2倍)

身幅: 96cm (48cm x 2: 両脇の下の間を直線で計った距離の2倍)

袖丈: 52cm

着丈: 60.5cm

サイズで特筆すべき点は、 本ジャケットは当ストアで過去に販売した71205のサイズ40よりも着丈と袖丈が長い事です。一方で、身幅と肩幅は約5cm程度小さくなっています。着丈は一見しても長めです。身幅と肩幅が細いのでヴィンテージジャケットとしてはとても珍しい細身で丈の長い現代的なシルエットです。

日本人、特にやせ形の方にはとても合うサイズだと思います。(袖丈の長さはその人によるかと思いますが、一般に日本人は胸囲や肩幅は細めのため。)また、着丈が長いためインナーにシャツ等もコーディネートしやすいと思います。さらに、ヴィンテージデニムの特有の色味と色落ちがある生地のため強いインパクトがあるジャケットです。

カフス部取り付けのステッチの消失と小穴を除けば、とても良いコンディションです。カフス部については仮縫い等でも当面は問題なく着用できると思いますが、中長期的には修理(ステッチのほつれリペア)をお勧めします。修理としては比較的シンプルなので、修繕費はそれ程かからないと思います。

希少な71205さらにめったに無いサイズで濃紺ですが、価格は上記カフス部を考慮した値付けをしております。

上記、実寸サイズをご参考の上、ご検討下さいます様、よろしくお願いします。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

コメントを残す

*

Return Top