1980年代のデッドストック レッドウイング ペコス 2265を紹介します。

箱の表記内容・特徴
本品は箱入り、未使用の状態で保管されていたデッドストックです。箱の蓋部には大きな赤字で”Red Wings”、続いて”The Fittin’est Work Boot”のメッセージが表示されています。”Fittin’est”は、最も良くフィットするの意の造語だと思います。
箱に表記されるメッセージや記載内容は年代毎に特徴があります。

箱の横には、レッドウイングのロゴ、メインにPECOSのロゴ、モデル・スタイル番号2265、サイズ7Eが表示されています。”SAFETY”の表示は、セーフティトゥ・スチールトゥであることを示しています。

箱は一体化の構造になっているデザインです。蓋を開けたところです。

見づらいかもしれませんが、80年代のペコスは、サイドプル・ストラップにはPECOSのロゴは入りません。サイドプルにペコスのロゴが入るのは、2000年代に入ってからです。
セーフティーシューズの説明タグ
2265はセーフティ・トゥキャップ付きのブーツです。下はレッドウイングのセーフティーシューズのペーパータグです。
表側にA.N.S.I.のスチール・セーフティ・トゥ・キャップのパフォーマンス(要求仕様)についての簡単な概要説明が記載されています。
RED WING SAFETY SHOES 概要説明
A.N.S.I.準拠のセーフティトゥのパフォーマンスは3段階あり、準拠するか否かは製造会社の判断に委ねていること。準拠する場合は、顧客にそれを示すことが求められること。A.N.S.I.のテストは3段階に分かれ、それについては裏側に記載されている。旨の説明があります。
80年代のレッドウイングのセーフティブーツは、ANSIセーフティーシューズ(セーフティトゥ)スペック準拠の記載が、ブーツのシャフト上部内側にプリントされているのが特徴です。
本品ではANSIのスペック準拠の枠は識別できますが、細かい内容は読み取れません。

豆知識・考察:
90年代になるとタグにANSIのスペックが印刷表示の形式になります。
90年代以降の製品はタグに表示されるようになったのは、スタンプよりタグにプリントの方が読み取りやすい、また、消えにくいため変更になったと推測しています。
タグ
80年代のレッドウイングの製品は右足の内側にのみタグが付くのが特徴です。タグは年代によって表示が異なります。

タグの拡大写真です。”羽タグ”とも呼ばれています。80年代のタグには、レッドウイングのロゴにMade in USAの表記が入っているのが特徴です。

刻印
両足のシャフト部背面の上部にサイズ、製造年月、RED WINGの刻印が入っています。刻印の位置や表記も年代によって異なったりします。
サイズは7E、その右に1186とあるのは、1986年11月製であることを意味します。下にはRED WINGの刻印が入っています。
ソール・その他の特徴
2265のソールはケミガム・コルクソールです。ケミガムコルクソールは、オイル・ガス、熱、薬品などに対する耐性に非常に優れています。
ペコスは、石油・ガス産業に従事する労働者から高い人気があるラインです。ペコスは、石油ガス産業だけでなく、様々な用途にも適しており、幅広い多くのユーザーから支持される人気製品ラインです。
サイズ他
サイズは7Eです。
ヴィンテージ・レッドウイングのデッドストックは、残存数はあまりありません。本品は、人気のペコス、しかも80年代のデッドストックです。サイズ・Widthも日本人向きの良いサイズです。
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