ロングホーンインポート

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アーキュエットステッチについて

リーバイスのジーンズのバックポケットには、弓状の特徴的なステッチが施されています。アーキュエット(arcuate)は弓状、アーチ形の意味です。

下の写真は現行のUSモデルの501STF(Shrink to Fit)リジッドとブラックです。右ポケットに付いている赤タブと共にリーバイスのジーンズの象徴的デザインです。

Blk&Indigo

街で人が穿いているジーンズを後ろから見ても、すぐにリーバイスかどうか分かります。

リーバイスに影響を受け、各社、各ブランドともバックポケットのステッチに特徴を持たせようとしている様に思いますが、アーキュエットステッチはシンプルでありながら非常に特徴的で、とても完成度の高いデザインだと思います。



アーキュエットステッチの歴史は非常に古く、現在、世界最古のジーンズと思われる推定1879年のXX(左の写真:リーバイス社のホームページから)にもアーキュエットステッチが施されています。そのため、恐らくアーキュエット・ステッチはリーバイスの最初のジーンズが施されていたと思います。

1979 XX

アーキュエットステッチが施された理由は、ジーンズが発明された当時、ブランケットライニング付きのものが珍しくなく、デニムとブランケットを縫い合わせるために本ステッチが施されたのが始まりとの説がありますが、実際どうだったのかは判明していません。

リーバイスのアーキュエットステッチ自体の歴史は古く、リーバイスのジーンズを象徴するデザインディテールの一つでもあるにもかかわらず、1943年とかなり後になってから商標登録されました。

戦前のLeeのジーンズやその他競合のメーカーのジーンズにも酷似したデザインのステッチが入れられています。また、Wranglerの最初期のジーンズモデル、11MWにアーキュエットに近いステッチデザインが採用されています。商標登録される前には、リーバイスだけでなく他のジーンズの代表的デザインだったと思われます。
アーキュエットステッチは、糸の色、ピッチ、形等が年代やモデルごとに特徴があります。また、ヴィンテージの501の場合、同年代の同じモデルでも形が違ったりすることもあります。

下の写真は、60年代から70年代のヴィンテージ501です。アーキュエット、ポケットの形、生地等、それぞれとても個性的です。お詳しい方であれば、写真を見れば、だいたいどのモデルかお分かりになるかと思います。501 arcuate stitches

ちなみに、上段左から右へ、501XXギャラ無し66E、Big-E Vステッチ、下段は66前期刻印2, Big-E 平行ステッチです。

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