Lee 101-J 黒タグを紹介します。Lee 101-Jは、年代が異なっても外観デザインはほぼ同じですが、年代によって、生地の色味や風合いが異なります。
この年代による生地の色味、風合いの差は、実際に見ると本当に大きいと感じます。
今回紹介するのは、®のみの黒タグです。
写真で見ると普通のヴィンテージデニムに見えますが(実際そうとも言えます)、本当に格好良いです。生地から醸し出される雰囲気と、極めて高い完成度のデザインを持つ101-Jの組み合わせは凄いと改めて感じさせられます。
タグは、通称黒タグと呼ばれるタグです。黒タグには、表記形式で幾つかの種類があります。
M.R.がつかない®のみで、Union Madeの表記があるタイプは、初期の黒タグです。
タグの周りが解れています。本品は、生地やステッチのコンディションは良好で、このタグの解れが目につく程度です。
®のみの黒タグでも、胸ポケットの上部に付くピスネームタグは®とM.R.が入っているものもあります。その場合は、M.R.が付き始める年代のものと推測します。
本品はピスネームタグも®のみです。
黒タグとピスネームタグが®のみの場合、年代は(確実に)60年代であることを示しています。
後は、生地の色味や風合いなどでも、年代の目安が付きます。本品は比較的古い年代のものだと推定しています。
内側は特に気になる汚れやシミなどは見当たりません。ステッチの状態も良好です。
ボタン裏の刻印はXに読み取れます。
袖先の状態も良好です。
注目ポイント
Leeの101-Jのカフス部は、伏せ縫いになっているため、内側のカフスの奥のカフスを留めているステッチが露出していません。
この仕様の方が、着用が進んでもステッチの消失を防げます。その代わり工数がよりかかります。
袖の状態も良好です。左腕部が部分的に多少退色していますが、実際に着用している状態で気になるレベルではないと思います。(感じ方、考え方にもよります。)
背中全体の写真です。アップで見ると、生地の雰囲気がある程度、お分りいただけるのではと思います。
ウエストバンドを留めるボタンは、黒の猫目ボタンです。ウエストバンドの固定とボタンホールのステッチがオレンジ色でコントラストが良い感じです。
コンディションについて
全体的にはかなり良いコンディションだと思います。
以下に(かなり)細かいレベルで、気のついた箇所を紹介します。
内側のウエストバンド下のステッチが部分的に消失している箇所があります。本ステッチは消失しても着用上は問題ありません。
左胸ポケット上部付近の生地が少しポツポツしている箇所があります。このようなポツポツは比較的良くあります。
サイズ
表記サイズ: 40
実寸サイズ:
身幅:
約56cm (両脇の下)
約53cm(脇の下3cm間の幅)
101-Jは、脇は大きめなのですが、裾に向けて結構しぼりが入ります。
ウエストバンドの幅: 約46cm
袖丈:
約52.5cm (肩口から袖先まで)
約47cm (脇の下から袖先まで)
着丈:
約55cm
肩幅:
約47.5cm
Webストア商品ページ
本品は近日中にWebストアに追加予定です。
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