ロングホーンインポート

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1950年代のレッドウイング 708

Red Wing ShoesのFacebookに、『1954年に708はファームブーツ(農業用ブーツ)としてデザインされた。』との説明があります。

Designed as a farm boot in 1954, the Red Wing #708 featured a cushion sole and “barnyard acid-resistant uppers,”…

Posted by Red Wing Shoes on Friday, August 7, 2015

私の手元には、1951年と1959年のレッドウイングの販売店向けカタログがあります。上で引用したレッドウイングの説明を読んで、#708は1951年のカタログにはないなと思ったのですが、念のため見てみると、なんと#708が載っていました!

1951年のレッドウイングカタログ内のNo. 708

#708 in 1951wLI

特徴

  • UPPERS: 8-inch Brown Retan (barnyard proof)
  • SOLE: Viscolized Oak leather with leather cookie insole, single sole welt
  • HEEL: Brown rubber.
  • SHANK: Spring steel

アッパーは8インチのブラウンリタンで、barnyard proofと記載されています。上記レッドウイングの投稿で、1954年の広告に”barnyard acid-resistannt uppers”が特徴であるとの説明とも合致しています。

barnyardは、農家の納屋の周りにある通常柵に囲まれたエリアで、動物たちが過ごす場所です。barnyardにつていは、具体的な説明を投稿しております。ご興味のある方は、是非、ご覧下さい。

関連記事: Barnyardとは

ラウンドトゥで外羽根の取り付けはトリプルステッチ。カウンター付きで、背面に強化のためと思われるシャフト上部までの革型が取り付けられています。

ソールの取り付けは、グッドイヤーウェルト。ソールはヒールが独立した形状のクラッシックなスタイルです。

豆知識:

昔の靴の取引マニュアルによると、”Viscolized leather sole”は、ウォータープルーフのレザーソールのことだそうです。

1959年のレッドウイングカタログ内のNo. 708

こちらは、1959年のカタログ内の708です。

1959年のレッドウイング708
1959年のレッドウイング708

同じ1950年代でも、初め頃と終わり頃ではカタログの構成や、特徴の説明の表記、字体等が変わっているところが興味深いです。1959年の方が、かなり新しさを感じます。

型的には、ラウンドトゥで外羽根の取り付けはトリプルステッチ、カウンター付き、背面に強化のためと思われるシャフト上部までの革型が取り付けられているところ、スピードフックを採用している等は、基本的に同じです。

ソールがクッションクレープのウェッジソールになっているところが大きな違いです。

ソールが違うだけで、かなりイメージが異なります。

まとめ・考察

上で紹介した1951年と1959年の708を比較すると、仕様上の大きな相違点はソールです。ソールがウェッジソールに変更となったのがいつなのかは、現時点では不明ですが、ソールの変更が1954年に行われた可能性が考えられます。

1951年のカタログには、アッパーのレザーがbarnyard proofであるとの記載があります。レッドウイングの説明にも、1954年の708の広告に”barnyard acid-resistant uppers”の記載がありますが、1959年のカタログには記載はありません。

1959年の708は、革の特徴は基本的に同じで製品説明のみ変更になった可能性、革の特徴も変更になった可能性の両方が考えられます。

一つ前の記事で紹介している70年代の708と1959年の708の仕様・外観はかなり似ています。708は1970年代の後半は、レッドウイングワークブーツのベストセラーとなり、その後1999年まで生産されたとのことです。

これらのことから、708はレッドウイングのワークブーツの歴史に残る完成度の非常に高いモデルだったことが分かります。

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