前回のエントリーで紹介した507XXの各部の詳細を紹介します。写真はクリックすると拡大します。

全体的に非常に良いコンディションです。着用感もほとんど感じられません。濃紺ですが、ギャラ入りデニム特有のとても雰囲気のある生地です。

洗濯した事により生地にはりが戻りました。糊が少し残っている様なパリパリした感じになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

パッチは亀裂が入っており、中央の一部が欠損しています。パッチ自体は完全に硬化しておらずまだ少し弾力が残っているため、取り扱いに気をつければ、このままの状態を維持する事もできそうです。

ジャケットの内側もとてもきれいです。

紙パッチの507XXはウエストバンド（裾部）の裏のステッチは上下ともチェーンステッチになります。下側のチェーンステッチは着用していると消失しやすいため、着用感がどれ位あるのかの目安となります。このジャケットの場合、ほぼ全て下のチェーンステッチが残っています。紙パッチ＝裾値タブチェーンステッチでこのようにほぼ全て残存しているのは非常に稀です。

尚、チェーンステッチが消失していても着用には問題はありません。

少しクローズアップした写真です。ステッチのコンディションが分かるかと思います。ステッチの色は上がイエロー下がオレンジです。良い感じの色の組み合わせです。

ボタン裏刻印は17です。

両腕下のコンディションも非常に良いです。

袖先の状態も着用感の目安となります。本ジャケットの袖先のコンディションは非常に良いです。

袖先裏はシングルステッチ、カフス部の取り付け部と前合わせ部のウエストバンド上部に切り返しステッチが入れられています。これらは507XXの特徴的なステッチディテールです。

右胸ポケットの中央下部にピンホールがあります。（白っぽくなっている部分）

全体的には生地、ステッチ共非常に良好なコンディションです。507XXらしい独特のオーラが漂っています。

生地は少し毛羽立ちが残っています。

フロントボタンを留めた全体写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

プリーツを固定する長方形のステッチのコンディションも良好です。

後ろ側の生地の状態も非常に良いです。後ろから見ても雰囲気が感じられます。

これだけ良好なコンディションの507XXは中々見つかりません。さらにサイズは38です。このサイズは日本人の標準体型でちょうどフィットするくらいのサイズ感です。

サイズ

表記サイズ：38

実寸

胸囲：約101cm (両脇下間の直線距離を2倍）

肩幅：約46.5cm (両袖取り付け上部間の直線距離）

着丈：約56cm （後ろ側の中央襟下から裾までの距離）

袖丈：約47cm （脇の下から袖先までの直線距離）

本品のWebストアのページ：

50年代 507XX セカンドモデル 紙パッチ サイズ38

新しく入荷し、近日Webストア追加予定の507XXの詳細を以下に添付します。