ロングホーンインポート

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ヴィンテージ ペンドルトン ウールシャツはなぜ安い??

Webストアで販売する商品の価格設定はいつも頭を悩ませます。ヴィンテージ品の場合は、コンディション、希少性、人気度、相場価格等様々な要素を考慮した上で値付けを行います。相場価格についてはインターネットで販売している古着屋さんの値段やオークションでの相場等を参考にしています。また、お客さんから見てその価格を支払う以上の価値を提供できなければいけないと考えています。

ヴィンテージのペンドルトンのウールシャツは、ネット上で見る限り安く値段が付けられているものが少なくありません。有名な古着屋さんのオンラインストアでの価格もかなり安くなっているのを見かけます。高い安いと言うのは感覚的なことであり、人によっても受け取り方が異なると思います。同じ商品で同じ値段でも、ある人は安いと思い、ある人は高いと思う事もあります。

私が安いと思う理由の一つは、現行の新品の価格と比べた時、現行よりも低い価格である事です。現行のペンドルトンのボードシャツの日本での販売代理店での価格はこの記事を書いている時点で16590円です。ネットで色々サーチしてもこの値段よりも高い値段のヴィンテージのペンドルトンのボードシャツは見当たりません。半分以下、下手をすると三分の一位の値段の物も少なくありません。ヴィンテージの場合商品のコンディションでも価格が大きく異なるので、値段の幅があるのは当然ではありますが、高い物でも新品よりも安い値段であることは少々驚かされます。

比較的年代の近い品物であれば、新品よりも安い場合も往々にしてあります。しかし、特に60年代以前の品物が現行の新品と比べて大幅に安い値段になっているのは驚きます。ジーンズ等では考えられない状態です。ここではその理由の考察と当オンラインストアの考え方取り組みに付いて書かせていただきます。

ヴィンテージ品の値段は上下に変動します。一般的に言うと、価格は需要と供給のバランスによって決まります。ヴィンテージ品の場合、供給は限られているため、需要の与える影響が大きくなります。市場規模としてはそれ程大きくない事、コンディションが価格に与える影響も大きい事等もあり、確固たる価格設定の基準が確立されてはいません。実際のところ、販売する古着屋さんのお考え、実績によって独自に設定されていると思います。売れなければ価格を下げざるを得ません。すぐに売れ続けるのであれば、価格は上がると思います。この様にしてある程度の値段が形成されているのだろうと考えています。



ヴィンテージのウールシャツは虫食いの被害に遭いやすい商品です。きちんと管理して保管していないと虫食いが起こる確率が高いです。具体的には、蛾がウール品に卵を産みつけて、羽化した幼虫がウールを食べて穴が空きます。虫食いの小穴があるヴィンテージのウールシャツの割合はかなり高いです。虫食いがあるシャツは安く取引されます。虫食いのないシャツは相対的に値段が高く、数も限られています。まとめて購入する場合は、虫食いがある物が混入している可能性は非常に高くなります。デッドストックでも虫食いのある物は少なくありません。

日本のお客さんは質にこだわる方も多いので、恐らく、小穴が空いている商品は安くならざるを得ないと思います。現状、古着屋さんは虫食い無しだけを調達するのは困難なのではと思います。そうなると虫食いについてはある程度諦める代わりに調達価格を抑え、販売価格も低くする、と言った状況になっているのではないかと思います。もちろん全ての古着屋さんがそうだと言うのではありません。ただ、現実的に小穴がある物と無い物の比率は圧倒的に前者が多いです。

Webストアを開店して、商品の写真を撮って、説明を書く作業はかなり時間と労力がかかることを痛感しています。販売価格が低いと絶対的な利益も少なくなります。利益が少ないと仕入れや販売にあまり力が入れられません。オンラインストアへの登録作業にもあまり力が注げなくなる場合もあるかと思います。

ヴィンテージのウールシャツの価格が低いのは上記の理由からなのではないかと思っております。

しかし、ヴィンテージのペンドルトンのウールシャツはとても魅力のある商品です。現行のペンドルトンのシャツは生地は米国製ですが、縫製は海外です。コンディションが良い(問題がない)ヴィンテージであれば、商品としての魅力は個人的には圧倒的にヴィンテージだと思います。百歩譲っても同程度です。その様に考えた場合、現在の相場は完全に買手相場です。売り手から見るとあまり喜ばしい状態ではありませんが、ヴィンテージのウールシャツの良さを多くの方に認知してもらえれば、価値に見合った価格に移行していくと考えます。

オンラインストアで私の知る限り、かなり力を入れて販売していると思えるお店が一店あります。写真もきちんと撮って、多くの写真を掲載し、しっかりとした商品説明もされています。恐らくその店は仕入れにも力を入れていて、少々コストがかかっても良いコンディションのものを選んで調達しているのではないかと想像しています。そして、他と比べて高めの値段設定なのにも関わらずほとんど売り切っています。凄いな!、と感心しています。商品の価値をお客さんにきちんと説明して、その価値を理解し、納得して買っていただく。これはロングホーンインポートでも目指しているところです。

ロングホーンインポートの場合も仕入れにかなり力を入れています。基本的に虫食いの小穴やその他の問題がないものを調達する様に心がけています。現在販売中のウールシャツは全て虫食い等の小穴の無い商品です。必然的に、価格は高めになってしまいます。しかし、質を重視しています。高いと言っても、現行品よりも安く、質を考えればかなりお買い得な価格だと思います。また、ヴィンテージならではの魅力があります。当ストアで取り扱うヴィンテージ品は厳選したコンディションの良い物を提供し、お客さんに安心して買っていただく事がポリシーです。当ストアでも、商品について高品質で付加価値の高い商品を取り揃え、その価値を伝える様に努めてまいります。この様な考えがお客様にも伝わり、尚かつ、購入後もご満足していただける様になることを目指しています。

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