ロングホーンインポート

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色落ち良好 ヴィンテージ Lee 101-J サイズ42 黒タグ ®付き M.R.無し

ヴィンテージ Lee 101-J サイズ42を紹介します。

Front 02

ヴィンテージのLeeのデニムらしい顕著な縦落ちをしています。色落ちからそれなりに使用されたと思われますが、生地、ステッチ等の状態もとても良好です。

Front no flash

フラッシュを使用せずに撮影した写真です。実際よりもかなり明るい青みがかって見えますが、色落ちや生地の風合いの感じを把握するのにはこちらの写真の方が適しているかと思い、ご参考までに添付します。

Front Up

フロント部のアップです。生地の雰囲気や色落ちの感じはこの写真の方が良く分かるかと思います。

ヴィンテージのLeeのデニムはリーバイスのデニムとは異なる雰囲気、魅力を持っています。

Front York Up

 

二つ上の写真で、前合わせと右胸ポケットの間、フロントヨーク部が少し白っぽく目立っている箇所の拡大写真です。局所的に色落ちしていますが、ステッチと生地は特に問題なさそうです。

Collar

 

襟の部分は色落ちが進行している箇所もありますが、擦れまではいかないレベルでコンディションとしてはまずまず良好であると思います。

タグの下に黒のマジックで書かれたと思われる名前があります。

Tag

タグは通称黒タグと呼ばれるタイプです。Leeの後に®が付いていますが、M.R.は付いていません。このタグの前の年代にはLeeの上にUNION MADEの表記があります。

本タグは1969年頃に登場したと認識されています。一年後の1970年には®の後にM.R.が追加されます。つまり、このタグの表記は1969年頃から1970年初め頃の非常に短い期間のみ使用されたタグです。

pissmark tag on chest pocket flap

左胸ポケットのフラップ部にピスネームタグと呼ばれる黒のタグが付けれています。本ピスネームタグはLeeの後に®とM.R.が付いています。

Bartack on pocket

フラップ内側のポケット部の取り付け強化に黄色のバータック、その間を2本の平行ステッチが渡されています。リーバイスの557のステッチディテールは、101-Jの影響を強く受けている事が分かります。

Cuffs

袖先の状態も色落ちの進行度に比べて、コンディションは(かなり)良好です。

この写真でもヴィンテージLeeのデニム特有の色落ち、雰囲気が感じられるかと思います。

Cuffs up

袖先裏はシングルステッチになります。Lee101-Jは特徴的で凝った縫製が随所に見られます。

このカフス部の縫い方もとても特徴的で凝っています。

Under Arms

両腕の下側のコンディションも生地、ステッチ共、良好です。

Waist Adjuster Band and Cats Eye Button

 

両脇のウエストバンド上にあるアジャスターベルト取り付けの縫製も特徴的なデザインです。ボタンは通称ネコ目ボタンが各2個取り付けられています。

リーバイスのセカンド以降のジージャンはアジャスターベルトの取り付けにメタルボタンが使用されていますが、Leeは馬の鞍を傷つけないためプラスチックのボタンを採用しています。

 

Inside

ジャケットの内側もきれいで特に気になる汚れや不具合は見られません。ステッチの状態も特に問題となりそうな箇所はありません。

Inside No Flash

フラッシュ不使用の写真です。

Stamped 82

ボタン裏刻印は82です。

Front Waistband area

前合わせ部裾付近の拡大写真です。生地の使い方、縫い合わせ方がリーバイスとはかなり異なります。こちらの方が凝った縫製をしていると思います。

ウエストバンド裏のステッチは下側が黒色のチェーンステッチ、上は黄色の2本の平行のチェーンステッチになっています。

Waistband stitch condition

ウエストバンド裏のチェーンステッチも一部切れている箇所がありますが、ほぼ全て残っています。状態としては良好な方だと思います。

Back

後ろ側の全体写真です。縦落ちが明確な生地、縫製部のパッカリングとの組み合わせが凄く良い感じです。

Back up

後ろ側の拡大写真です。生地の色味と風合いが多少なりともお分かり頂けるかと思います。

Back Up 02

この写真はフラッシュ未使用の写真です。色は少し明るめに写っています。

Back Zoom Up 01

生地の感じを伝えたいと思い、さらに角度を変えて撮影した写真です。

Front 03

101-Jは1931年に初めて市場に登場しました。その当時の基本デザインからほとんど全くと言って良い程、変わっていません。驚異的な完成度の高さを誇るデザインです。

当時、リーバイスがleeの101-Jに脅威を感じていた事は疑い様がないと思います。

リーバイスのサードモデル557はLee 101-Jの影響を強く受けて誕生した事はデザイン、ディテールを見れば明らかです。557のデザインは現代にも受け継がれる程の高い完成度デザインとなった事は、Leeとの競合による恩恵を受けているところが興味深いところです。

101-J and 200s

本ジャケットと70年代前半のLee 200のデッドストックを並べて撮影してみました。(左は29W-34L、右は27W-30Lです。共に、Webストアで販売中です。)

101-J 200s 02

フラッシュ無しで撮影した写真です。

ヴィンテージのLeeはリーバイスとは異なる大きな魅力を持っていると改めて思います。

Lee 101-Jの魅力は着てみるとそのデザインの完成度の高さに驚かされます。また、少し大きめのサイズでもシルエット、全体的なバランスが崩れないのが101-Jの特徴と魅力です。

表記サイズ: 42

実寸サイズ:

身幅: 約55cm (脇の下間の直線距離)

肩幅: 約48cm (袖取り付け部左右上部の間の直線距離)

着丈: 約54cm (背中中央部、襟下から裾までの長さ)

袖丈: 約46cm (脇の下から袖先下までの長さ)

注)上記実寸は平置きで測定した物です。測定の仕方等で誤差が生じる場合がございます。あくまでも目安としてお考え下さい。

本品のWebストアのページはこちらです。

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