ロングホーンインポート

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ヴィンテージ・ラッセルモカシンの年代、モデル考察

とても珍しい古い年代と思われるラッセルモカシンを入手しました。

本品の特徴などを紹介しながら、年代やどのような用途で使われていた靴(ブーツ)なのかなどについて、考察を行います。

推定1940年代頃のレッドウィング スキーブーツ

ラッセルにもかかわらず、モカシントゥではないです!トゥもとても特徴的な形をしています。

タグは古い年代のタグです。このタグは、50年代初めでも使われていたか不明です。

1951年のラッセルモカシンのカタログです。表紙には、Russell, その下にhand made moccasins for SPORTS and DRESSのタイトルがあります。

カタログの中に、今回入手した靴と似たようなモデルはありませんでした。

オックスフォードタイプの短靴やゴルフシューズも、全てモカシントゥです。ページの下には、THE RUSSELL MOCCASIN IS THE TRUE MOCCASINのコピーが入っています。

少なくとも、1950年代初めには、ラッセルモカシンは、社名にもあるように、真のモカシンを全面的な売り文句・特徴にした製品展開をしていたことが伺えます。

本品の年代は、古い年代のタグであること、モカシントゥではないこと、素材や造りなどから、50年代初めのカタログにもないことなどから、1940年代以前であるとおよその年代を絞り込めます。

1940年代前半は第二次世界大戦中です。大戦後、アメリカ社会、人々の暮らし、環境が大きく変わる中で、消費者向けの製品を作るメーカーも、様々な製品を開発したと思われます。

この靴は、造りや素材、雰囲気から、1940年代でも後半ではなく、もっと古い年代の印象を持ちました。40年代前半は、第二次世界大戦があります。

そうなると1940年代初め以前の可能性が高いだろうと思いました。

本品は、とても特徴的なトゥの形状をしています。そして、シャフト上部(足を入れる口)に明るい赤(蛍光色系)の布地のパイピングが取り付けられているのもとても珍しいです。

これらの際立って個性あふれるデザイン・特徴を備える古い年代の靴・ブーツを、レッド・ウィング・ジャパンさんのFacebookで見たことがあります。

 

トゥの形状、シャフト上部の明るい色の布のパイピング、厚みのある革底、背面のプルストラップ、トリプルステッチ、等など、本当に良く似ています。

レッド・ウィング・ジャパンさんの投稿記事には、1930年代の終わりから40年代の初めのスキー靴と紹介されています。

実は、まだ一つ紹介していない極めて珍しいデザイン上の特徴があります。本品のヒールには、周り側面から背面、そして反対側の側面にかけて曲面状のくぼみが入れられています。

最初見た時は、このくぼみは何のために入れられているのだろう?と思っていました。

レッド・ウィング・ジャパンさんの1930年代終わりから1940年代初めのレッド・ウィングのスキー靴(ブーツ)の記事を読んで、くぼみは、スキー板に固定するためのものだろうと思いました。

恐らく、当時のスキー板への取り付けは、靴・ブーツのヒール背面にレザーのストラップなどで固定する仕組みだったのではないかと想像しています。

特徴、形状、雰囲気などから、本品も1930年代後半から1940年代初め頃に作られたスキー靴だったと推測しています。

試しに履いてみましたが、履き心地がとても良いです。プルストラップが背面に付いているので、装着しやすい(履きやすい)です。

写真は、50年代初め頃の革パッチの501XXと組み合わせてみた写真です。元はスキー靴ですが、ヴィンテージのおしゃれ靴として、タウンユースとして使っても違和感がない位です。(笑)

とても面白いヴィンテージブーツだと思います。

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