レッドウィングが、スーパーソールを発表、市場に投入したのは1980年代の前半です。
80年代はワークブーツの変革期と言われ、当時、それまでの主流であったグッドイヤーウェルト製法に代わって低コストなセメント製法の靴がワークシューズの市場でシェアを伸ばしていました。
この市場の流れ・変革に対応するためレッドウィングは、耐摩耗性に優れたウレタンソールにオイルドレザーのアッパーを取り付ける製法を開発し、スーパーソールと名付けて市場に投入したとのことです。
高品質オイルドレザーと耐摩耗性に優れたウレタンソールの組み合わせに価格競争力を持ったスーパーソールのシリーズは、ワークブーツ市場で成功を遂げました。
スーパーソールの成功が今日のレッドウイングの礎となっています。
そして、2016年、第二世代のスーパーソール 2.0が発表されました。
スーパーソール 2.0は、高密度で非常に高い耐摩耗性を持つ透明なウレタン製アウターシェルとその内側に低密度でクッション性に優れたインナーコアが組み合わされているのが特徴です。
本記事では、Red Wing社が投稿したSuperSole 2.0のビデオの内容について紹介します。
このビデオはアメリカのワークブーツ市場の方向性とレッドウィングの取り組みが良く分かると思います。
SuperSole 2.0 from Red Wing Shoes
精油の施設・工場の全景が冒頭で登場します。”US OIL REFINING INDUSTRY/アメリカ精油業界”のコピーが表示されています。
1700万バレルのオイルが精製されています。
10万人以上の労働者が石油精製に携わっています。
米国には140の施設(製油所・工場)があります。それぞれのところで、毎日、作業が行われています。
石油精製のようなタフな産業で毎日働く、そこで1日履いているブーツは、その仕事の目的を果たす専用設計のものが必要となります。
SuperSole 2.0は、過酷な作業環境を考慮して設計されたプレミアムの米国製ワークブーツです。
最初に2.0 ウレタンソールを紹介します。2.0は二つの異なる密度のスキンで構成されていることから名付けられました。
アウタースキンは高密度のウレタンです。非常高い耐摩耗性を持ち、オイル、ガス、化学薬品に対する高い耐性を備えています。
内側に入るインナーコアは、低密度でクッション性に優れており、快適性を実現します。
二つの密度のソール素材の組み合わせにより、耐久性と快適性を提供します。
アッパーは高品質で耐久性も優れたレッドウイング・ミネソタ製のレザーを使用しています。
内側のレイヤー(層)には、フットベッドが一体となって備わっています。このコンビネーションにより優れたクッションとサポートを提供し、快適な長時間の着用を可能にします。
SuperSole 2.0 ブーツは、幅広い用途に応じた様々な特徴を提供します。
- セーフティトゥ
- ノンセーフティトゥ
- エレクトリックハザードからの保護
- 耐パンクチャー(穴あき防止)
- インシュレーション
- ウォータープルーフィング
SuperSole 2.0は、6インチ、8インチ、プルオンの3種類のハイトが用意されています。
サイズは、7から15。幅はAからHまで用意しています。
下が上記説明の元のSuperSole 2.0のYouTube紹介ビデオです。
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