今回はWebストアの入荷商品の紹介をいたします。
ヴィンテージ リーバイス517XXです。セカンドモデル507XXのブランケット付きのバージョンです。507XXと517XXは1952年頃から1962年頃まで生産されました。このジャケットはパッチは残っていませんが、裾裏一番下のステッチがチェーンステッチであることから、紙パッチのモデルと思われます。
デニムの色味は同じカメラで同じ環境で撮ってもちょっとした撮影の位置、外光の入り方等で色の感じが異なって見えます。これらの写真は加工していません。
右の写真は同じジャケットですが、少し明るめの色に見ええます。ご参考までに添付します。
色は全体的にはまだ残っていますが、部分的に色落ちしている箇所が見られます。
左は内側の写真です。モデルごとにブランケットの柄に特徴があります。ヴィンテージのジャケットのブランケットは60年代以前の製品は横のボーダーの柄が多く、70年代中頃から縦縞に変わります。
ブランケットに難があるものも少なくないですが、破れや解れ等はなく良好なコンディションです。
襟の部分の退色が他の部分より進んでいますが、概ね良好です。
フロントポケットはフラップ付き。フラップ裏はライトオンスデニム(シャンブレー)使用です。赤タブはポケット側に取り付けられています。ポケットの取り付け強化は、ファーストではリベットでしたが、セカンドからバータックに変更になりました。
赤タブはBig-E、均等Vです。クルッと巻いています。
ボタン裏の刻印は17です。フロントの合わせ部にはセルビッジ、赤耳が見えます。尚、この写真は刻印を読みやすくするため上下反転させています。
左の腕の写真です。腕の部分は縦落ちが進行しています。数カ所擦れている箇所があります。
左腕部の擦れの箇所の拡大写真です。
左腕の写真です。肘の少し上の部分にシミがあります。右の写真をご覧下さい。
袖先の部分の拡大写真です。袖先裏はシングルステッチです。ブランケット付きの場合、袖先にダメージがある場合が多いのですが、このジャケットのコンディションは比較的良好な方だと思います。
左のカフス部のボタンの一部が錆びています。
カフス部の所に切り返しのステッチが入るのがセカンドの特徴です。このディテールは最初機の557XXギャラ入りにも見られます。
フロントプリーツの取り付けの長方形のステッチは切れている箇所はありますが、基本的に全て残っています。
色落ちが進行し始めたところで、結構いい雰囲気があります。
サイズは胸囲が約107cm (53.5cm x 2)、肩幅約98cm(49cm x 2), 袖丈約47cm、着丈約54.8cmです。恐らくサイズは40または38と思われます。ブランケット付きなので、着用感は507XXの40よりもかなりタイトに感じます。セカンドはタイトに着た方がカッコいいと思います。ブランケットがあるので着たときのボリューム感もあります。
日本人の標準的な体型にちょうどあったサイズ感です。生地もこなれてきた所で、使いやすい状態だと思います。
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