ロングホーンインポートのプレミアムヴィンテージ XXプログラム (委託売買仲介プログラム)で取り扱う紺タグのヴィンテージレッドウィング202を紹介します。
202の仕様 / カタログスペック
1959年のレッドウィングの販売店向けカタログ内の202の商品説明部です。
No. 202
- アッパー: 9インチ オイル処理されたブラウン クローム レザー、グッドイヤーウェルト、Pac モカシントゥ(拝みモカ)、レザーラインド(内張)、ローハイドレース
- インソール:インシュレーテッド
- シャンク: インチ幅3リブ・スプリングスチール
- ソール: トラクション-トレッド・クレープ
- ヒール: トラクション-トレッド クレープ・アンダーウェッジ
- カウンター: ウォータープルーフレザー
202は、ソール(のボトム)がフラットのウェッジソールではなく、土踏まず部が緩やかなカーブを描いてへこみソールが形成される形状のトラクショントレッドのクレープソールです。また、レザーはオロラセットではなく、オイルトリーティッドの(オイル処理を施した)クロームレザーを使用しています。さらにレザーラインド(内張)が施され、内側にインシュレーションが入ります。
202は、カタログの中で、アイリッシュセッターと同じページに紹介されています。右のページは、赤枠に黒字で”Insulated Sales Builders”と表示がされています。
レッドウィングのカタログ内では、”6-Inch Sales Builders”とページタイトルにいれられているので、Sales Buildersはワークシューズ・ワークブーツの意味で使用されていると思います。
右のページは、インシュレーション入りのワークブーツで、アイリッシュセッターと分ける意味で縦に線が入っています。202(右ページ右上)は、アイリッシュセッターの従兄弟的なワークブーツの位置づけがされていたと思われます。
紺タグ
本品は通称紺タグと呼ばれる紺色にRED WING SHOESの名前が刺繍で入れられるタグが取り付けられています。
紺タグは、1950年代から1960年代のレッドウィングの製品(の一部に)取り付けられていたタグと認識しています。
紺タグは稀少性が非常に高いです。
DU-FLEX トラクショントレッドソール
本品、202のソールは、通常のウェッジソールのように底がフラット(ほぼ均一の平面)ではなく、土踏まず部が緩やかなカーブ状に湾曲した形状をしています。
この形状のソールは、稀少性が高いです。
土踏まず部にDu-Flex, Cush-N-Crepe, PATENTEDのロゴが刻まれています。初代のロゴは、タグ・プレート(長方形のソールと同素材のタグ・プレート)で貼り付けれています。
この形式は第二世代のものです。
トレッドパターンがトラクショントレッドのため、1959年(早くて1958年頃)以降であると判定できます。
四角ステッチ (レクタングル・バータック)
アイリッシュセッター877と同様に羽根の先に四角ステッチ(レクタングルバータック)が入っています。
各部の詳細写真
コンディション
甲の脇の部分の表面に部分的にひび割れがあります。外羽根を取り付けるトリプルステッチが部分的に消失しています。
ベロの表側も表面にひび割れが発生しています。
シャフトの内側のライナー(内張)の上部のレザー表面に細かいひび割れがあります。
考え方にもよりますが、これらは、着用上、特に問題になるレベルではないと思います。
甲の部分は、着用感を考えると比較的良好な部類だと思います。シャフト部のコンディションは良好だと思います。
サイズ
表記サイズは、8.5EEです。
アウターソールの実寸
つま先からかかとまで、約31cmです。
ソールの幅は約11cmです。
シャフトの中央部からソールの下までの高さは約23cm少しです。
本品のWebストアのページ:
ご質問がございましたら、お気軽にロングホーンインポートへお問い合わせください。
コメントを残す