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ヴィンテージ バンダナの研究: RNとWPL番号とは?

ヴィンテージバンダナの下の右か左の隅近辺にRNとその後に数字が書かれているものを良く見かけます。また、タイガーのロゴのバンダナの中には、WPL 9939と表記されたものがあります。リーバイス等の製品のパッチにWPL 423と書かれているのをご存知の方もいらっしゃるかと思います。

このRNやWPLは何を意味するのでしょうか?今回はヴィンテージバンダナの研究の第一回目としてこれらについて調べた結果を投稿します。

 

 

 

以下、Federal Trade Commission (FTC: 米連邦取引委員会)のホームページのQ&Aから主な項目について訳したものです。その下にさらに調べて分かった事等を加筆しています。

Registered Number: Frequently Asked Questions

1. RN番号って何ですか?(What is an RN Number)

RNはRegistered Number(登録番号)の略です。RNはFederal Trade Commission (FTC)に、Textile, Wool, and Fur Acts(日本語的に言うと毛織物と毛皮の法令)の対象となる製品を米国にて製造、輸入、配布、または販売を行う事業者に対して登録され、交付された番号です。事業者はこの番号を会社名の代わりに製品のレーベルに使う事ができます。

2. RN番号は必ず使わらければ’いけないのか?(Do I have to use an RN number?)

いいえ。事業者は、対象となる製品にその製品の生産またはマーケティングの責任を持つ会社名または米国での事業を行う登録番号を表示することが求められます。従って、事業者はRNの代わりに会社名をレーベルに表記する事でもかまいません。事業者名は、注文書や送り状等のビジネス文書に表記する正式名称と同じでなければなりません。トレードマーク、ブランド、または、デザイナー名はこれに該当しません。(その名前を使用して事業を行っている場合を除く)代用として、RNまたはその品を購入して事業を行う代理店、小売店の会社名をレーベルに記載する事でも結構です。もしあなた(貴社)が米国の製造元、輸入元、または代理店から完成品を購入している場合、調達元のRN番号または会社名を表記したレーベルのままでもかまいません。RN番号は、米国に所在する事業者にのみ交付されるものです。ただし、輸入品は外国の製造者の名前をレーベルに記載する事でかまいません。

3~8は割愛します。

9. RN番号は2個以上取得できますか?

いいえ。FTCは一つの会社に対して一つのRN番号のみ交付します。

10も割愛します。

11. WPL番号って何ですか?(What is a WPL number?)

かなり以前、FTCがWool Products Labeling Act (毛織り製品の表示に関する法令)の対象となる毛織り製品の製造会社に交付した番号です。FTCはWPLの交付は現在行っていません。しかし、多くの会社(WPL番号)は現在も使用されています。WPL番号は、RN番号と同様の意味を持ちます。

12. どこに行けば、RN番号と毛織り製品や毛皮品のレーベルのもっと詳しい情報が得られますか?(Where can I get more information about RN numbers and the labeling of textile, wool and flur products?)

FTC発行のビジネスガイドブック, “Threading Your Way Through the Labeling Requirements Under the Textile and Wool Acts”を参考にして下さい。注文して購入する事もできます。

(引用、FTCのホームページからの引用要訳終わり)

以下、eBayにWPLとRNについて参考になる情報がありましたので、こちらも引用し要訳します。

WPL番号は上記”Wool Products Labeling Act”により1941年から1959年まで交付されました。WPL番号は00101から始まり一番最後のものは13669です。全ての番号は順番に交付されその後はRN番号に続きます。

RN番号が発行される元となった法令”Fur Products Labeling Act”は1952年から1959年の間に執行されました。番号は00101から始まり04086まで交付されました。1959年から二つの法令は一緒になり、全ての番号はRN番号になりました。その始まりの番号は13670です。(最後のWPL番号の次の番号)

(引用以上)

上記の内容からRNやWPL番号から会社名や年代等についての参考となることが分かりました。この内容を把握した上でヴィンテージバンダナや他のヴィンテージ衣料を見ると色々面白い発見や考察ができます。この投稿の内容は今後のヴィンテージバンダナの研究等にも利用していきます。

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  1. […] 前回の投稿記事でRNとWPL番号についてFTCのホームページからの情報等をとりまとめました。今回はRNとWPL番号について一部復習をかねて、とりまとめその内容等分かる事、推定されることについて書きます。 […]

  2. […] (FTCのサイトからの情報。FAQの9番参照の事。関連記事:ヴィンテージ バンダナの研究: RNとWPL番号とは?) […]

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